【Ingress Lore】History of Shards 01:ローランド・ジャービス【シャードの歴史】

先月11日より世界中に出現し、今なお争奪戦が続く #FateOfThe13 もとうとう最終組が出現し、第3フェーズへと突入しました。
いま争われているのは「 シャード 」と呼ばれるXM体の「破片」であり、これを両陣営がより多く集めることで勝敗が決まる...というのが基本的なルールです。実際には全部で91片あるシャードは7片ずつの13組にわけられ、それぞれにイングレスキャラクターを表す アーキタイプ を構成しており、各組ごとに過半数を集めることで獲得した陣営がその運命を握ることになる、という背景が語られています。

今回のシャード戦に登場するキャラクターやアーキタイプについてはこちらで簡単に解説しています。
https://lycaeumcommunityarchives.blogspot.com/2017/02/13.html(Lycaeumアーカイブ)

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ところで、そもそもこの「 シャード 」とは何なのでしょうか。
ゲームプレイ上のシャードについては既に各所で解説されていますので、 #ProjectLycaeum ではストーリーにおけるシャードの意味について、その歴史を辿りながら考えてみたいと思います。

01.歴代シャードおさらい
イングレス・ストーリーの中でこれまでにシャードになったもの(人)は以下の通り。

ローランド・ジャービス
+Roland Jarvis
#13MAGNUS 2013年
リカージョン・アーティファクト #RECURSION 2014年
ヘリオス・アーティファクト #HELIOS 2014年
デヴラ・ボグダノヴィッチ
+Devra Bogdanovich
#SHONIN 2015年
スタイン・ライトマン
+Stein Lightman
#PERSEPOLIS 2015年
ナイアンティック研究者たち #ABADDON 2015年

それぞれについて経緯を振り返ってみましょう。

02.ローランド・ジャービス( #13MAGNUS 2013/11/06~12/14 )
ストーリーにおいて初めて「シャード」という用語が登場したのは2013年10月、イングレスで初めての世界規模アノマリー「13マグナス」初日のことでした。
10/12 バンコクでのアノマリーでENLが勝ち、ジャービスは破壊されずシャード化

「啓示の夜」にCERNを脱出したローランド・ジャービスは、その後チューリッヒ駅でNIAの追手に射殺されましたが、その時周辺に充満していたXMの影響を受け、彼の精神はポータル・ネットワークへと取り込まれて生き続けていました。このあたりはフェリシア・ハジラ=リーの小説「The Niantic Project : INGRESS」などで詳しく見ることができます。

ポータル・ネットワーク内で生き残ったジャービスの精神は、その後たびたび各所のポータルを介してこの世界に影響を与えます。そんな中、 オリバー・リントン=ウルフ博士がジャービスに精神を乗っ取られかける という事件があったことが、タイコの幻視により明らかになりました。
09/05 タイコのビジョンがジャービスに精神へ侵入されかけたOLWを描いている

これを恨みに思い、また未知のXMエンティティであるジャービスの脅威を取り払うため、オリバー博士は当時CDC(アメリカ疾病予防管理センター)に保管されていたジャービスの遺体を盗み出し、バンコクにあるヒューロン・トランスグローバル社のカオティック・マター保有施設において「中立化」という名目で遺体を破壊しようと目論みました。

折しも世界各所でXMアノマリーが発生しており、バンコクもその最初の発生が予測された地域であったためそのエネルギーを利用しようと考えていたようですが、バンコクのアノマリーをエンライテンドが制御したために破壊は失敗し、遺体は「 13の破片となってポータル・ネットワークに消えた 」のでした。これが後にシャードとなり、11月6日より世界各地のポータルに出現したのです。
https://plus.google.com/+BrandonBadger/posts/QJEd9WxFYyX
11/05 シャード戦の基本ルールについてはナイアンティック社ブランドン・バジャー氏より説明がありました

オリバー博士はその後もアノマリーを通してレジスタンスに呼びかけ、シャードを回収し再度破壊しようと試みましたが、一方でジャービスの復活を望むエンライテンドが8個のシャードを確保し、アノマリー最終戦でもあった12月14日サンフランシスコ・キューピッドスパン前でジャービスは「復活」しました。
当時の様子をエージェントが撮影したものがこちら。

End of 13Magnus - Jarvis Ressurection

(追記)この動画と同一内容のスクリプトがエージェントにより報告されています。


ちなみに、ジャービスのシャード にはそれぞれに名前がついていました。
Awareness:意識(E), Creativity:創造性(-), Strength:強さ(E), Insight:洞察(E), Understanding:理解(E), Memory:記憶(R), Belief:信念(E), Charisma:カリスマ(R), Empathy:共感(R), Identity:アイデンティティ(E), Aesthetic:美学(E), Intuition:直感(E), Immortality:不死性(R)
ジャービスの精神を構成する13の要素を表していたと考えられています。

なおこの時復活したジャービスがタイコの描いたジャービスとあまりにも(特に髪型が)似ていなかったため、レジスタンスに奪われたシャードの中に彼の「髪」が含まれていたからだ、という都市伝説が今もささやかれていますが、それはまた別の話...。

#ProjectLycaeum #ingress


INDEX:
01:ローランド・ジャービス
02:リカージョン・アーティファクト03:ヘリオス・アーティファクト
04:デヴラ・ボグダノヴィッチとスタイン・ライトマン
05:ナイアンティック計画研究員

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