【Ingress Lore】History of Shards 05:ナイアンティック計画研究員【シャードの歴史】

(バックナンバー)
第1回:ローランド・ジャービス
第2回:リカージョン・アーティファクト
第3回:ヘリオス・アーティファクト
第4回:デヴラ・ボグダノヴィッチとスタイン・ライトマン

07.アバドン・フラッシュシャード( #ABADDON 2015/10/‌10~12/‌12)
アフガニスタンの証人ストーン爆発事件の後デヴラ・ボグダノヴィッチやスタイン・ライトマンだけでなく、ナイアンティック計画に参加していた研究者たちの何人かが同じ頃に失踪していたことが、ハンク・ジョンソンらの調査によってわかりました。現場上空から事件の様子を見守っていたエゼキエル・カルヴィンもその1人でした。

7月、カルヴィンが在籍していたIQテック・リサーチ社CEOのアヴリル・ロラゾンが、残された資料の中から「何か」を見つけます。カルヴィンはヤーハン率いるアンチマグナスに関わりがあったことが示唆されます。

2015/07/21 ロラゾンとイザベル・デビットの会話、カルヴィンの資料に何かを見つけたようだ

8月に入ってすぐ、次のアノマリー発生が予告されました。正式な日程は9月に発表されます。

2015/08/02 イングレス公式よりアバドン・アノマリー日程発表 ※このあと何度か日程変更
2015/09/02 イングレス公式よりアバドン関連イベント日程発表

この時すでに「 フラッシュシャード 」という新ルールが追加され、シャード戦らしきものがあることがわかっていましたが、具体的に何が(誰が)シャードになって出てくるのかはわかっていませんでした。

8月にはYoutubeの生放送番組「ビハインド・ザ・スキャナー」出演中の ADAが突然シャットダウンされる という事件がありました。背後にはかつてクルーと同様にADAに精神を乗っ取られたことがある暗殺者855や、ADA開発者のひとりであったヘンリー・ボウルズたちの陰謀がありました。ADAがその後どうなったのか、この時点で知るものはいませんでした。

2015/08/08 前日のビハインド・ザ・スキャナADA出演中の事故について

一方「イングレス・レポート」でおなじみのスザンナ・モイヤーが、ナイアンティック計画の起源に関わるとされる「 アバドン 」と呼ばれるものについての情報を掴み、調査を始めます。

2015/08/14 イングレス・レポート、信頼できる情報源からアバドンと呼ばれるものの情報を得たのでヨーロッパに向かう、ナイアンティック計画の起源に関するものらしい

いよいよアノマリー発生目前の10月に入り、フラッシュシャード戦の具体的な情報がIQテック社より発表されました。

2015/10/09 IQTechよりシャードの場所と人物の特定一覧

なんと(というか、やっぱりというか)シャードになったのは8月に消えたADAを含む、証人ストーン事件で失踪したナイアンティック研究者たちでした。どうしてそんなことになったのか、アバドンとは何なのか、全貌もはっきりしないまま、フラッシュシャードを皮切りにアノマリーが始まります。

そんな中、ペルセポリス以降所在のはっきりしなかったヤーハンが、どこかの洞窟でADAらしき声とやり取りしている映像がイングレス・レポートで公開されました。

2015/10/26 24日のイングレス・レポートにあったヤーハンとADAの映像開示、10月中ごろの出来事と思われる

ヤーハンはペルセポリス以後もあちこちのネストを活性化して回っていたようです。ボウルズらによって「殺された」はずのADAはポータル・ネットワーク内に潜み、ヤーハンによって活性化したナジアとの接続を利用しようと現れたようでした。映像の最後は乱れており、両者に何が起きたのかは不明。

その後ハンクやスザンナの調査、クルーやシャポーの考察によってアバドンの真相は徐々に明らかになっていき、クラスタ戦も間近の10月末にIQテックから情報のまとめが出ました。

2015/10/31 IQTechよりアバドンのあらすじ説明

その後もアノマリーと同時進行で調査は続けられ、おおよその全貌がつかめたのはアバドン最終戦を前にした12月のことでした。

2015/12/04 シャポー、アバドンの秘密とナイアンティック計画のまとめ

わかったことは、ナイアンティック計画でカルビンが本当に推し進めていたのは、シミュラクラの力を研究活用し、自らのマグナス・ネストを生み出すことにあったということだ。ナイアンティック計画に携わっていた研究者たちが、その最中に自覚することなくシミュラクラと化していた可能性は極めて高いと見られている。

2014年のリカージョン・アノマリー(バックナンバー参照)の時にわかったこととして、XM体として生きるシミュラクラは1331日周期で「リカージョン」を繰り返し、そのたびに新しいXMの肉体を得る代わりに1331日間の記憶をすべて失います。彼らがシミュラクラ化したとされる時期から起算すると、ちょうどこのアノマリーが終わる頃に研究者たちは最初のリカージョンを迎えることになりそうなのです。

アンチマグナスたるカルヴィンとしては、研究者たちにはそのままシミュラクラとしてリカージョンしてもらい、ナジアの力を利用したい。ナジアを恐れるシェイパーのために、13マグナスとしてはその企みを阻止したい、つまりシミュラクラを元の人間に戻すことで計画を中断させたい。両マグナスとの利害を共にするレジスタンス/エンライテンドの総合的な勝敗は、この結末につながるものなのでした。

今回のシャードに関しては複数の組に分かれていたため、人物・日程・場所・全シャード数と獲得陣営を下記画像にまとめました。アノマリー総合ではレジスタンスが勝利したため、陣営は個々に分かれますが彼らは シミュラクラとして リカージョンすることが確実になりました。また、エンライテンドに確保された事によりADAはナジアとの接続を断たれ、最終戦の後にメッセージを残しました。

2015/12/21 アバドン沖縄後のADAお怒りメッセージ「あんたら何してくれてんの」これ以降ADA沈黙


AbaddonShardScores.png


アバドン・シャード戦のストーリーとしてはこれで終わりなのですが、いくつかの後日譚がありました。

最終戦を前にようやく全体像が見えたカルヴィンの計画にまつわる図面や画像が公開されたのは2015年末のことでした。

2015/12/28 ABADNの図面公開
2015/12/31 ABADNの詳細画像公開

アバドン・ネストに侵入するためのプライム・オブジェクト「ウィンド・ジュエル」を入手するため、ヤーハンと13マグナス後継者のハンクは一時休戦協定を結び、ヤーハンが抜け駆けしたりハンクがそれを先読みしていたりの紆余曲折の末、2人はCERNの地下に隠されていたアバドンに到達、研究者たちのリカージョンに立ち会いました。翌年に入り当時の様子をフェリシア・ハジラ=リーとハンクが発表しています。

2016/01/01 ハジラ=リー、アバドン・リカージョンの様子を発表
2016/01/05 ハンク、ハジラ=リーによるアバドン・リカージョン描写に対する証言


INDEX:
01:ローランド・ジャービス
02:リカージョン・アーティファクト
03:ヘリオス・アーティファクト
04:デヴラ・ボグダノヴィッチとスタイン・ライトマン
05:ナイアンティック計画研究員

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