【まとめ】プライム・オブジェクトについて【アーティファクト】

9月14日に各都市で開催されたフィールドテスト(ヘキサスロン)では「アーティファクト・コレクション」と呼ばれるメディア収集の競技が行われ、獲得されたメディアからは謎めいた数々のアイテムが見られました。

これらは「プライム・オブジェクト」あるいは「プライム・アーティファクト」と呼ばれ、イングレスのストーリー中で重要な役割を果たしたアイテム。現在活動中の謎の集団ネメシスがこれらのアイテムを奪い取ろうとしていたのをエージェントが横取りして阻止した...というのが今回のフィールドテストのストーリーでした。

イングレスの歴史上には他にも多くのプライム・オブジェクトが登場しています。今回は歴代のプライム・オブジェクトを紹介するとともに、プライム・オブジェクトについて解説してみたいと思います。

概要

「プライム・オブジェクト」あるいは「プライム・アーティファクト」と呼ばれ、はるか古代から守られ、伝えられ、ときには盗まれ、隠されてきたアイテム。その形や素材、大きさは様々ですが、XMの影響を受けて何らかの超常的な力を発揮するという特徴を持ちます。どんな効果があるかはアイテムによって異なり、ひとつのアイテムが複数の機能を持つ場合もあるようです。

また、プライム・アーティファクトには「鍵」の役割もあります。ハンク・ジョンソンやナイアンティック計画の研究者たちのように人間がシミュラクラとなった時、オリジナルの遺体は「ネスト」と呼ばれる強力なポータルの元に安置されます。シミュラクラ以外の人間がこのネストに入るためには、プライム・アーティファクトが必要だと言われています。

歴史上、その強大な力ゆえに厳重に秘匿されていることが多いアーティファクトですが、その力にあやかろうとプライム・アーティファクトの意匠を真似た複製品や建築物がいくつも造られ、現代にその手がかりを遺していると言われています。

歴代のプライム・オブジェクト

初登場の古い順に紹介していきます。
★...フィールドテストのメディアで登場したアイテム

目次(クリックで展開)

アズマティのナイフ

po01_Azmati Dagger.png(2014年リカージョン、2019年アバドンプライム頃)

古代よりシェイパーの力を信奉し、その秘密を守ってきた秘密結社「13マグナス」の末裔アズマティが所持していた古代のナイフ。1218世界ではハンク(映像前半 / 後半)、オシリス世界ではP.A.シャポーとキャリー・キャンベルがシミュラクラであるかどうかを試すために使われました。かつてアレキサンダー大王が所持していたナイフだとされています。また2015年の証人アノマリーでヤーハンのナジーア召喚を阻止するため、証人ストーンを破壊するのに用いられたのもこのナイフである可能性があります。

リカージョン・アーティファクト

(2014年リカージョン、2018年リカージョンプライム頃)

このアーティファクトは1218世界とオシリス世界では見た目も、おそらく機能も異なっています。1218世界ではシャードとして出現し、これを回収することでハンクのリカージョンが阻止される(人間に戻る)と考えられていました。またあとになってこのアーティファクトに関連するとみられる古代のコインが見つかっています。

po02_Recursion Coin.pngオシリス世界では何者かが(おそらくはジャハーンが)ハンクに送りつけてきた21片のコインの姿をしており、両面にはエンライテンドとレジスタンスのシンボルが刻まれていました。これらは古来「ムネモシュネの涙」と呼ばれ、13マグナスとアンチマグナスの抗争の中で長いあいだ失われていた、シミュラクラの記憶を保存するためのアイテムとして登場しました。

アズマティのブレスレット(名称不明)

(2014年インテリトゥス頃)

このアイテムは音声でのみ語られ、姿はわかりません。1218世界でリカージョン・アーティファクト獲得に失敗したハンクの記憶を保存するためには、オリバー・リントン=ウルフの知識が必要でした。ハンクの仲間であるマッズはエンライテンド集落へ潜入し、ジャービスにとらわれているオリバーを救出します。ジャービスに脱出を悟られないため、オリバーはダークXMを内蔵したブレスレットまたはリストバンド状のアイテムを身につけていました。

ヘリオス・アーティファクト

(2014年ヘリオス・アノマリー)

最初からシャードとして登場し、その形状はわからなかったアーティファクトです。XMを危険視するデヴラ・ボグダノヴィッチが拡散したポータルウィルスの影響で弱体化していたネットワークが、一種の自衛反応として出現させたものだと考えられました。ですが最終的に集められたアーティファクトはビーコンへと変化し、ナジーアに対しこの世界から信号を送り始めました。

証人ストーン

po03_Shonin Stone.png(2015年証人アノマリー)

今回登場したメディアでは、当時の映像にあったもの(下)とは少し外見が変わっています。po03_Shonin Stone1218.pngアンチマグナスのリーダー・ヤーハンがナジーアを召喚するためにハンクに入手させたアイテム。ハンクはこのときまでヤーハンが敵対する立場の人間であることを知りませんでした。このアーティファクトは須弥山(メル山)から削れ落ちた石と言われ、ナジーアとこの世界を隔てている障壁を破壊する力があると考えられていました。召喚の儀式の最中にアズマティによって破壊され、その結果大規模なXM爆発が起こり、デヴラをはじめとするナイアンティック計画の研究者たちがシャード化しました。

ウィンドジュエル

(2015年アバドン・アノマリー)

これも現物の映像はなく、具体的な形はわかっていませんが、文書中で「メダル」と表現されているためメダル状のものであると考えられます。エゼキエル・カルヴィンがCERNの地下に作った人工ネスト「アバドン」に入る「鍵」として使われました。

オブシディアン・シールド

po04_Obsidian Shard.png(2016年オブシディアン・アノマリー)

スザンナ・モイヤーが受け取った謎の箱に収められていた、黒曜石でできた13個の矢じりをつないだネックレス。同じ頃頻繁にポータルネットワークから出現していた古代の文献から、これがシェイパーやナジーア達のようなエクソジェナスとの間に障壁を作る力を持つ「オブシディアン・シールド」であると考えられました。artifacts1.JPGアノマリーでこれを得たエンライテンドはナジーアに対して使用しましたが、副作用なのか強すぎる力のせいなのか、地上に浮遊していたXMが枯渇するという異常事態を引き起こしました。後にオリバー・リントン=ウルフ博士がADAと協力してこの問題を解消しましたが...。

イージスノヴァ・シールド

(2016年イージスノヴァ・アノマリー)

オブシディアン・アノマリーの頃に発見された古代の文献にもうひとつ示唆されていたのが、このイージスノヴァ・シールドでした。その形状は不明。当初ふたつ目のシールドだと思われていたこのイージスノヴァ・シールドとは、オブシディアン・シールドの破壊によって変化したものであり、強力な武器となりうるものだったのです。最終的にこれはエンライテンドの勝利によって、ADAへの攻撃に使われることとなりました。

ヤーハンの通信手段(名称不明)

(2016年ヴィアノワール終息後)

アンチマグナスのリーダー・ヤーハン(ジャハーン)が入手したハウクラフト文書をハンクに引き渡すため、連絡手段にプライム・オブジェクトが使われました(記事に掲載されているコインの画像がそのオブジェクトなのかは不明)。この次元より上位にあるXMの源、サブストレートを介した高度なコミュニケーションをとることができるものであったようです。当初ハンクは自身が所有するプライム・オブジェクトにそのような機能があったことを知らず、プライム・オブジェクトには本来の能力の他に隠された力がある可能性が示唆されました。

アナズクテック・ストーン

po05_Anazktec Stone.png(2018年エピファニーナイトRPE、2019年アバドンプライム頃)

このオブジェクトは今回のメディアで初めて外観が明らかになったものです。オシリス世界の「啓示の夜」は2018年のキャンプ・ナヴァロおよびシュロス・カルテンベルクで行われたリモート・パーティシペーション実験(RPE)の中で登場しました。これにはXMを吸い寄せる磁石のような力があり、これとオシリス・ストーンを組み合わせることで1218世界に充満したXMをオシリス世界へと送り込んだのです。

オブジェクトの名前にもなっている「アナズクテック」とはナイアンティック計画メンバーのユーリ・アラリック・ナガッサ博士が幼少期を過ごした南米アンデスに住む先住民族の名でもあり、古来からXMの力を利用してきた彼らは数世紀前からキャンプ・ナヴァロをはじめとする北米各地にも姿を現していたとされるいくつかの証拠が見つかっています。

オシリス・ストーン

po06_Osiris Stone.png(2018年エピファニーナイトRPE、2019年オペレーション・コーラン)

こちらも上述のアナズクテック・ストーンと同じRPEの中で初めて登場したオブジェクトです。人類最初のシミュラクラ集団「マグナス」が形成された古代エジプトで用いられ、テンプル騎士団によってシュロス・カルテンベルクの地下に隠されたと言われています。任意の他のユニバースへのアクセスを可能にする力があり、アナズクテック・ストーンと組み合わせることでオシリス世界の「啓示の夜」を引き起こしました。

2019年にはこのオシリス・ストーンがタイのラン島に隠されているとされ、その探索のためにエージェントが派遣されました。獲得されたオシリス・ストーンはアバドンプライム・アノマリー最終日のシカゴで実物が展示されました。

ジャハーンのブレスレット(名称不明)

(2018年アニメ「イングレス」第7話・第8話)

こちらはアニメで登場したプライム・オブジェクトです。第7話でヒューロンの追手を逃れCERNへ向かおうとするマコトにハンクが手渡したブレスレット。それはかつてジャハーンがハンクに贈ったものでしたが、これが2015年のウィンド・ジュエル同様にアバドンへ入るための「鍵」となりました。

ちなみにこの時本人はまだ知りませんでしたが、ジャックは既にアバドン内でシミュラクラとなっていたため、実は(彼だけなら)オブジェクトがなくても入れたのかもしれません。

またアニメ「イングレス」全編を通してサラが身につけていた指輪にはグリフが刻まれており、これもプライム・オブジェクトのひとつではないかと考えられていますが、これがどのような役割を果たす(果たした)ものなのかは明らかになっていません。

ダルサナ・レンズ

po07_Darsana Lenses.png(2019年ダルサナプライム・アノマリー、アバドンプライム・アノマリー)

これはオシリス世界にのみ登場したアーティファクトです。アレキサンダー大王の足跡を追っていたオシリス世界のハンク・ジョンソンは、その側近であった賢者クラウディオス・プトレマイオスが「ポータルの力を集約させることのできるレンズ」を見出していたと考えました。ダルサナプライム・アノマリーではこのレンズの獲得が争われ、一対のレンズを両陣営が2分するという結果になっています。

後のアバドンプライム・アノマリーでは両陣営が一度ずつこのレンズの力を使い、アノマリーエリア内の全相手陣営ポータルを中立化させました。

プトレマイオスのコイン

po08_Ptolemy Coins.png(2019年オペレーション・コーラン)

タイのラン島に隠されていたオシリス・ストーンを探すための足がかりとなったアーティファクトです。コインは全部で5種類があり、預言によって課された試練をクリアすることで勝者に与えられるものとなっていました。

ハリカルナッソスの棺

po09_Casket of Halicarnassus.png(未登場)

このアーティファクトはこれまでのストーリーに登場したことのないものですが、ハリカルナッソスという地名は何度か過去に登場しています。かのアレキサンダー大王がペルシアと戦った地であり、また彼の継母であるカリアのアダが治める地でもありました。ここには世界の七不思議にも数えられているマウソロス霊廟があり、おそらくはそこに収められた棺を指しているのではないかと思われます。

ウンディーネのシリカ

po10_Undine Silicia.png(未登場)

これもストーリーに登場したことはないものです。水の精霊ウンディーネは魂を持たず、人間の男性と結婚した場合にのみ魂を得ることができると伝えられています。

オペレーション・エセックス調査員 @wikkedimp はこの言い伝えから、このアーティファクトはシミュラクラの魂を捕らえることができる力があるのではないかと仮説を述べています。

* * *

これらの他にも、世界にはまだまだ数多くのプライム・オブジェクトが眠っていると考えられています。これからもスキャナーを通して、また有名無名の各地の史跡で、ふとその謎めいた姿に出会うかもしれませんね。

アニメ「イングレス」関連の情報についてはプロジェクト・リュケイオン調査員 @miu2d4r 氏のTwitterを参照させていただきました。また本記事のリスト作成にあたりオペレーション・エセックス調査員各位のご助言をいただきました。末筆ながら感謝申し上げます。

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