【用語解説】マグナスとアーキタイプについて
テッセレーション、そして新たに始まった暗号解読チャレンジで「アーキタイプ」「マグナス」という用語が登場しました。イングレス・ストーリーにおいて重要なキーワードとなるこれらの用語について、改めて解説してみたいと思います。 この用語には他にも多くのストーリー用語が関連しており、なかなか端的には覚えにくくなっているのですが...。 |
マグナスとは
「マグナス(Magnus)」とは、ストーリーや歴史上にたびたび登場する、13人のセンシティブで構成される集団のこと。構成員は生身の人間ではなくシミュラクラとなっており、1331日ごとにリカージョンするため、不死の集団として(うまくいけば)永遠に生き続けることができます。
もういきなり専門用語だらけ...なので、それも説明します。
「センシティブ(Sensitive)」というのはXMの影響を受けて超常的な能力を発揮する、能力者のことです。生まれつき能力が備わっている人と、XMの大量被曝によって後天的に能力を得る人とがいます。イングレス・スキャナーで日常的にXMに触れているエージェントたちも、わずかながらセンシティブの能力を得ているようです。
「シミュラクラ(Simulacrum)」というのはXMでできた複製人体のことです。人間が特殊なXM環境下で死亡すると、XMはその死体の外見や記憶をコピーします。そこに元の人間の魂が移り、シミュラクラとして「生き返る」のです。身体がXMでできているため、銃弾や刃物による傷が通常の人間よりも早く回復するという特徴があります。生前の記憶はコピーされているため、状況によっては本人がシミュラクラになっていることに気づかないケースも多いようです。
「リカージョン(Recursion)」というのは、シミュラクラの再帰現象のことです。XMでできたシミュラクラは1331日で崩壊し、死亡時点の状態をもう一度複製して再生成されます。つまり一種の不老不死なわけですが、前回のシミュラクラが1331日間に体験した記憶はすべて失われてしまいます。
リカージョンで失われる記憶の保存方法については、最近になってエノク・ダルビーが発見したものなどがあります。
シミュラクラが死亡すると基本的にリカージョンを繰り返しますが、何らかの大規模なXM現象によってまれに魂が元の遺体へと戻り、人間として生き返ることがあります。この規則性は、まだはっきりとはわかっていません。1218世界ではハンク・ジョンソンが証人ストーン爆発の衝撃によって人間に戻りました。オシリス世界ではネメシスが研究者たちのリカージョンを無効化したため、シミュラクラの殺害によって人間に戻ったと考えられますが、この詳しい仕組みはまだ説明されていません。
アーキタイプとは
「アーキタイプ(Archetype)」とは、マグナスを構成する13人それぞれに割り当てられる「役割」のようなものです。ナイアンティック研究者マグナスの誰がどのアーキタイプなのかというのは、1218世界とオシリス世界で異なっていることがわかっていますが、オシリス世界の割当はまだ一部しか明らかになっていません。
2017年にそれぞれのアーキタイプを象徴する13種類のイラストが公開されており、これはイングレス・フォーラムのアイコンとしても選べるようになっています。
カタリスト(The Catalyst) - 変化を引き起こし、他者を活性化させる者。
エクスプローラー(The Explorer) - 隠されたものを発見する者。
ドリーマー(The Dreamer) - 未来の可能性を読み取り、他の人々へその閃きを与える者。
アルケミスト(The Alchemist) - 変化させる者。
スピリチュアリスト(The Spiritualist) - 実体なきものに触れ、活用し得る者。
オムニシャント(The Omniscient) - 許多の情報に触れることのできる者。
インタープリター(The Interpreter) - 万事においてその真意を見抜き得る者。
トリックスター(The Trickster) - 知覚と現実とを歪める者。
スケプティック(The Skeptic) - 度重なる検討にも疑念を投げ掛ける者
リスナー(The Listener) - 知覚できない些細なものを察知し得る者。
ビジョナリー(The Visionary) - 不明瞭なものを明確にし得る者。
ヒューマニスト(The Humanist) - 人間の本能や意識そのものへ触れ、活用し得る者。
パトロン(The Patron) - マグナスを形成させる若しくはその動機を采配する者。
古代秘密結社との関連
「マグナス」と言えば、ストーリーには他にも思い浮かぶ集団があります。古代秘密結社「13マグナス」と「アンチマグナス」です。彼らはイングレスよりもはるか昔から、代々シェイパーやナジーアの力を呪術的な方法で守り続けてきた集団です。
13マグナスのリーダーはアズマティ一族、シェイパーの力を活用し守り伝えてきました。アンチマグナスのリーダーはジャハーン一族、シェイパーを敵対視し、ナジーアの力を守り伝えてきました。彼らもまた「マグナス」を形成する技術を持っていると考えられますが、同一の種類の集団なのかどうかははっきりしていません。
本記事は下記の資料を元に必要箇所をまとめたものです。
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