【改訂版】イングレス・ストーリーの世界構造【基礎知識】

ストーリーの背景となるマルチバース世界について以前解説しましたが、その後、ネメシスが1218ともオシリスとも違うユニバースの人間であることがわかり、ストーリー世界の構造はますます複雑になってきました。そこであらためて、現在の物語の背景について解説したいと思います。

【概要】

Ingress Multiverse Timeline - updated.png現在までにイングレスのストーリーに登場している世界(ユニバース)は3つ。1218世界オシリス世界、そしてネメシス世界です。これらの世界は「多元宇宙論(マルチバース)」と言われる、パラレルワールドのような概念の上に存在し、私達が暮らしているこの世界(宇宙)の他に、同じような世界(宇宙)が無数に存在していると考えられているうちの一部です。

3つの世界で共通しているのは、

  • ナイアンティック計画に13人の研究者が参加していたこと
  • 13人の研究者たちは全員シミュラクラであり、マグナスが構成されていたこと
  • 13人の研究者たちにはそれぞれ「アーキタイプ」が割り当てられていたこと
  • どこかの時点で「啓示の夜」が発生していたこと(ネメシス世界だけは発生時期が不明)
  • イングレス・スキャナーアプリが存在していること

少なくとも、この5つ。それ以外は、似ている点もあれば、まったく違っている点もあります。

【1218ユニバース】

Ingress_characters_1218.pngイングレスが「ゲーム」として世に出た2012年~2018年までのストーリーが進行していた世界です。この期間の年号を取って「1218」と呼ばれています。

2012年に啓示の夜が発生し、ナイアンティック計画の研究者、そして事件を調査するP.A.シャポーたちは、その後次々と起こるアノマリーや様々な事件に巻き込まれていきました。

2018年になって、こことは違う別のユニバース「オシリス」が発見され、このときから物語の舞台はオシリス世界へと移りました。

【オシリス・ユニバース】

Ingress_characters_osi.pngオシリス世界にも、1218世界と同じナイアンティック計画があり、2018年に「啓示の夜」が起き、アノマリーも発生していきました。最初こそ、1218世界と同じように見えていましたが、アノマリーの影響などから少しずつ、1218世界とは違う未来を進み始めました。

ADA以外の12人の研究者、そしてP.A.シャポーらはみんな1218世界とは外見が違っており(ADAは外見を持たないのでわかりません)、中には性別や名前まで異なっている人物もいました。また、後でわかったことですが、アーキタイプの割り当ても一部は1218世界と異なっています。

2つの世界の違いが決定的になったのは、2019年のアバドンプライム・アノマリーごろからです。13人の研究者たちは、「ネメシス」と名乗る謎の集団によって次々と殺されていったのでした...と言っても、彼らはシミュラクラでしたので、実際には死なずに元の肉体へと戻っただけで済んだのですが。

【ネメシス・ユニバース】

Ingress_characters_nem.png「ネメシス」の登場で物語は新章「ネメシス・シーケンス」へと移行しましたが、物語の舞台はまだオシリス世界です。元は1218世界にいたはずの私達エージェントも、いつの間にかオシリス世界に来ていました。いつ移動したのか、なぜそうなったのかは、まだわかっていません。

その後、研究者たちを襲撃した「ネメシス」たちは、1218でもオシリスでもない第3のユニバースに住む、ナイアンティック計画の元研究者たちであることが明らかになります。そこで、彼らのユニバースを「ネメシス・ユニバース(ネメシス世界)」と呼ぶようになりました。ただし、ネメシス世界のハンク・ジョンソン(クーリエ)だけはすでに死亡しており、1218世界からやってきたハンク・ジョンソンがその後任を務めています。

ネメシス世界では「啓示の夜」直後にシェイパー、そしてナジーアが到来し、わずか28日間で世界は彼らに侵略されてしまいました。ネメシスたちは彼らへの反撃を画策し、それを実行するためにオシリス世界へやってきたのでした。

【3つのユニバースの関係】

multiverse_chart_tess.pngそれぞれに共通点と相違点がある3つの世界ですが、オシリス世界とネメシス世界とは比較的「近い」関係にあるようです。この「近い」というのは距離のことではなさそうで、実際、研究者たちは(ハンク・ADA以外)全員が同じ外見と名前を持っていますし、アーキタイプの割り当ても一致しています。そういった点では1218世界に比べると、この2つの世界は似ています。

マルチバースそれぞれの世界は「テッセレーション」と呼ばれる、世界を保護する一種の「膜」に囲まれています。この「膜」が、シェイパーやナジーアの侵入を防ぐフィルターの役割をしているのですが、オシリス世界で行われたリモート・パーティシペーションが原因で、ネメシス世界のテッセレーションが破綻し、その結果、彼らに侵入を許してしまったのだというのです。

2つの世界が近かったからこそのトラブルでしたが、一方で、この2つが近いからこそ、オシリス世界のテッセレーションを、ネメシス世界が共有できるかも知れないのです。これこそが、ネメシスたちがオシリス世界に現れた理由なのでした。

【エクソジェナスについて】

1218世界の頃から、シェイパーやナジーアはどうやら「この世界の外」からやってきているようだ、と考えられており、2者はまとめてエクソジェナス・エンティティ(外的存在)と呼ばれていました。今では単にエクソジェナスと言います。

ネメシス・シーケンス中に、このエクソジェナスはどうやらシェイパーとナジーアだけではなく、全部で13種類いるのだということがわかってきました。そのうちの1人(ひとつ?)、「ウンディーネ」はすでに存在がわかっています。依然としてそのどれひとつ、外見はよくわからないのですが...。

ネメシス世界でも、エクソジェナスが「外から」侵入してきたこと。元はウンディーネが構築したと言われるテッセレーションは、エクソジェナスがそれぞれの世界に及ぼす影響のバランスを取るためのものだということ。このことから、13種のエクソジェナスたちは特定のユニバースの住人ではなく、マルチバースの「さらに外側」にいるのだと考えられます。

【余談:ADA、クルー、ウェンディについて】

ADAはそれぞれのユニバースで別々に開発された人工知能なのですが、1218世界とオシリス世界のADAは、オシリス世界「啓示の夜」が起きた際に意識が統合されています。つまり、1218世界のADAとオシリス世界のADAとは、いわば同一人物のようになっています。彼女らは、ネメシス世界のADAとも統合を望んでいるようですが...。

1218世界のADAは、かつて調査員だったクルーの脳に侵入し、一時的に精神融合状態にありました。オシリス世界のADAは、オペレーション・コーランでウェンディのシミュラクラが破壊された後に、ウェンディとの精神融合を果たしています。ネメシス世界のADA...カッパープレートは、最初に登場したときには、すでにネメシス世界のウェンディと融合しており、2人合わせて「カッパープレート」を名乗っていました。

また1218世界で死んだとみられていたクルーですが、オシリス世界ジャービスとアコライトの画策によって、一時的にウェンディの精神に侵入を果たし、オペレーション・コーランまではウェンディの中に存在していました(ややこしい)。

また、オシリス世界では本来ナイアンティック・マグナスのオムニシャントになるはずだったのはウェンディで、カルヴィンが彼女を見つけられなかったため、その代役としてADAが開発されたのでした(さらにややこしい)。

こういったことから、クルーとウェンディはADAとの深い因縁があり、ナイアンティック計画の研究者ではないのですが、主要キャラクターとして上記の一覧に掲載しました。

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