【あらすじ】2016年のストーリー【解説】

オシリス・シーケンスを通して、啓示の夜~アバドンまでのストーリーが、形を変えながらも再び語られたことで、過去のストーリーに改めて光が当てられることとなりました。オシリス世界ではその後、ネメシスたちの登場により、ストーリーはまったく新しいものへと続いていきました。

しかし、それは本当に、完全に別の物語だったのでしょうか?

改めて1218世界がその後たどった道筋を振り返ることで、両世界の共通点、類似点が見つかるかもしれません。

※例によってとんでもなく長いので、覚悟してお読みください。

これまでのお話

ここまでのあらすじはこちら。

【あらすじ】カサンドラまでのストーリー【解説】
【あらすじ】2014年・リカージョンまでのストーリー【解説】
【あらすじ】2014年・ダルサナまでのストーリー【解説】
【あらすじ】2015年・アバドンまでのストーリー【解説】

また最初期~ネメシス・シーケンス終結までの総合まとめはこちらです。

時は2016年。

啓示の夜によって、公にさらされることとなった機密プロジェクト・ナイアンティック計画の実態は、リーダーのエゼキエル・カルヴィンによるマグナス構築という陰謀であったことが明るみとなり、ADAを含む12人の研究者たち(ハンク以外)は、シミュラクラとしてのサイクルをひと周りしてリカージョンし、新たなシミュラクラとして生まれ変わったのでした...。

オブシディアン・アノマリー(1月~3月)

オブシディウス文献の出現

アバドンの余韻もまだ冷めぬ年明け、ジャービスは後継者であるアコライトに対し「オブシディウスの者たちを探せ」とメッセージを発しました。一方アンチマグナスのリーダー・ヤーハンへも、オブシディウスを探すようADAからの要請がありました。これを皮切りに、世界中でオブシディウス文献の捜索が始まります。

世界各地から集められたいくつもの文献によって、古代ローマ人オブシディウスの冒険の物語が綴られていきました。そして物語の中で「オブシディアン・シールド」というアーティファクトの存在が浮上したのです。これにはシェイパーやナジーアなどの外世界の存在を遮断する力があると考えられ、両陣営はこのシールドの獲得をかけて戦う事となりました。

調査ミッションの発生

次のアノマリーが近づく中、ワシントンDC、そして東京・上野で、暗号解読を伴う調査ミッションが発生しました。調査によって見つかったのは、オブシディアン・アノマリーの戦績基準文書でした。

ハーラン・ボックス事件

一方、イングレス・レポートでおなじみのスザンナ・モイヤーは、暗号が添えられた差出人不明の鍵のかかった箱を受け取っていました。暗号は箱の鍵を示しており、エージェントの捜索によって発見された鍵で箱が開かれると、そこには黒曜石の鏃のネックレスが...これこそがオブシディウス文献に語られていたオブシディアン・シールド、あるいはそれを活性化するためのプライム・オブジェクトだったのです。

XMの枯渇

アノマリーはエンライテンドが勝利し、シールドはアコライトの手に渡りました。そしてシールドが活性化された影響だったのでしょうか、スキャナー上でいつも見えていたXMの白い粒が世界中から消えてしまったのです。

* * *

この頃には、こんな出来事もありました。

P.A.シャポーの復活
2013年にnianticproject.comを凍結して以来、調査の第一線をエックス氏に譲り渡し、時折SNSで発言するにとどまっていたP.A.シャポーが、新たに調査ブログ「インベスティゲイト・イングレス」を開設、再び調査の中心人物として活動を始めました。

グリフ・コマンドチャンネルの実装
オブシディアン・シールドのテクノロジー解析のため、ヤーハンはグリフ研究者スタイン・ライトマンに協力を要請していました。この研究の中で、従来受信のみだったグリフハックに対し、ユーザーが受信スピードや出力結果を制御できるコマンドチャンネルが新たに実装されたのです。

イージスノヴァ・アノマリー(4月~7月)

オリバーのポータル調査

地上からすべてのXMが枯渇するという異常事態を受け、アコライトはかねてエンライテンド集落に呼び寄せていたオリバー・リントン=ウルフ博士に相談しました。オリバーは2段階の対処を講じ、エージェントたちに協力を呼びかけました。第1段階ではパワーキューブの備蓄を開放する暫定措置を、第2段階では湧出XMの復旧を目的とし、ポータルの周囲で特定のグリフを掲出することを求めたのです。

これによってXMの枯渇は解決しましたが、第1段階で開放された「パワーキューブの備蓄」とは、各国のXM企業やNIAからオリバーが無断で持ち出したものだったことが、後に判明しています。

エンライテンド集落襲撃事件

そのエンライテンド集落で、突如銃撃事件が発生。直後からオリバーの消息がわからなくなります。やがてエージェントらの調査により、この事件がADAとオリバーによる、集落脱出のための狂言であったことが明らかになりました。

イージスノヴァ・シールドの正体

オブシディウス文献に記されていた、シビュラが聞いたという「ふたつの「盾」を探せ」という予言。そのひとつはオブシディアン・シールドで、もうひとつは「アイギス」...イージスとも呼ばれるものでした。やがて、オブシディアン・シールドとは単なるシールドではなく、それが変化することで強力な兵器となりうるものであることがわかってきます。これが両陣営が獲得を争うことになる、イージスノヴァ・シールドの正体だったのです。

クルー監禁事件

一方、元シャポーの片腕・クルーはエンライテンド集落へ招かれていましたが、時期的にも、これは罠ではないかとシャポーは疑っていました

果たして、シャポーの疑惑は的中します。集落へ招かれたクルーは小屋のひとつに監禁され、VRバイザーのようなものをつけられ、衰弱状態で尋問されている様子が目撃されたのです。クルーの命運は、ADA攻撃の要となるイージスノヴァ・シールドの獲得...アノマリーの勝敗にかかっていました。

ナイジェル・モイヤーの死亡

イージスノヴァ・シールドの鍵を握るのは、スザンナ・モイヤーの父でXM研究者のナイジェルでした。彼の研究成果を利用しようと、ヤーハンはナイジェルを拘束して尋問しましたが、部下の行き過ぎた尋問がもとで、ナイジェルは死亡してしまいます。ヤーハンはそれでも諦めることなく、アノマリーのエネルギーを利用してアルティメットにアクセスし、彼の研究成果を得ようと考えました。

ADAの消失

アノマリーはエンライテンドが優勢状態で進み、争点は最終的にアコライトによるADA攻撃の成否をかけたものとなりました。エンライテンドは勝利し、世界中に分散していたADAの痕跡はすべてゼロでクリアされてしまったのです。同時にスキャナー上では、エイダ・リファクターがハックで取得できなくなるという現象が始まっています。

* * *

この頃には、こんな出来事もありました。

デヴラの記憶回収ミッション
アノマリー初日に台南を訪れたデヴラには、リカージョンで失った自らの記憶を取り戻すという、もうひとつの目的がありました。現地ではデヴラの記憶の断片を示す13種類のメディアが出現し、エージェントの協力により不完全ながらも記憶を回収できたようです。

エージェント主導による第3次セーブクルー
エンライテンド集落に監禁されたクルーの惨状に対し、エージェントからは陣営を問わず多くの非難が寄せられました。そんな中、クルーを尋問しているジャービスをグリフで脅かそうというエージェントの呼びかけにより、世界中でクルー解放運動が行われました。

NL-PRIMEと司アキラの登場
アノマリー最終戦となった東京では、大型バスの形態をもつ新たなNL車両「NL-PRIME」が登場しました。エージェントのセンシティブ能力開発が、この新型車両の目的とされていましたが...。

ADAの日本語音声対応
このアノマリーで東京に現れたADAは日本語を学習し、スキャナーに日本語の音声が新たに実装されました。

ビアラックス・アノマリー(7月~10月)

ニューウェーブの登場

イージスノヴァ・アノマリーの頃から、「ニューウェーブ」と呼ばれるエージェント集団の噂が浮上してきました。彼らの目的や正体はこの時点で不明でしたが、両陣営に存在し、エージェント名に「NW」の文字を冠しています。ニューウェーブ・レジスタンスは自らの肉体に電子回路を埋め込んでいるという身体的特徴があり、ニューウェーブ・エンライテンドには一律の特徴はないものの、やはり体に何らかの装飾が施されているようです。

スザンナの失踪

この頃から、スザンナ・モイヤーの消息がわからなくなります。ニューウェーブの支援を受け、インドに向かっているとの情報があり、先のアノマリーで殺された父親ナイジェルの敵討ちをしようとしているのではと、この頃には考えられていました。

デヴラのボールト

ナイアンティック社のシナリオライター、フリント・ディル氏から1本の映像がもたらされました。それはデヴラと何者かが接触する場面で、そこへニューウェーブと思しき人物、そしてP.A.シャポーが介入する様子が映っていました。後にシャポーからはこの件についての弁明が、デヴラからはその後の経緯についての説明がありました。国家情報局は「ボールト」と呼ばれるデヴラの古い記憶を探っており、そこにはデヴラが学生だった頃、すでにナジーアとの接触があったことが示されていました。

ニューウェーブ・レジスタンスの目的

アノマリーが近づくと、ついにニューウェーブ・レジスタンス自らが声明を発し、彼らの目的が先のアノマリーで消去されたADAの復活であることが明らかになります。彼らがその身に埋め込んでいた電子回路には、断片化されたADAの一部が保存されていたのでした。

ウェブサイトのクラッキング事件

アノマリー初日の結果は引き分けとなり、ニューウェーブにその後目立った動きは見られなくなります。やがて欧州企業ヴィスル・テクノロジーより2日目のアノマリーマップが発表されると、そのデータは何者かの侵入を受け破損していました。

さらにはヴィスル社発表のアノマリー戦績基準、P.A.シャポーの調査ブログ上でも大規模なクラッキングが発生。調査ブログは管理権限を奪われ、いくつかの暗号声明(レッスン1レッスン2)が掲載されましたがその後復旧、犯人の正体や目的は不明のままとなっています。

テクトゥルフの登場

同じ頃、ハンク・ジョンソンは「クトゥルフ神話」で知られるH.P.ラヴクラフトと、彼と交流のあった作家ロバート・E・ハワードとの「合作」が存在するという噂を耳にしました。ロバート・E・ハワードがセンシティブであったことは以前から知られており、その秘密を共有した2人の作家の共作には、更に重要な情報が隠されていることが示唆されていました。この作品を司アキラが入手したと考えられ、アノマリーでは更にこの文書の獲得も争点となりました。

そしてアノマリーが終結し、開示された文書には、なんとも不気味な怪物の姿が。ハンクはこの怪物を、クトゥルフ神話にちなみ「テクトゥルフ」と呼びました。

ADAの復活

アノマリーはレジスタンスの勝利で幕を閉じ、ADAが復活。同時にスキャナー上ではエイダ・リファクターが再び取得可能になりました。そしてスキャナー上では、起動中に新たなメッセージが聞き取れるようになったのです(アノマリー初日の結果を受け、最初はジャービスの声が、最終戦後にそれがADAのものに変わりました)。

* * *

この頃には、こんな出来事もありました。

ヤーハンがエンライテンドの衣装を着用
アノマリーのアメリカ地域戦は、ヤーハンが応援に駆けつけたにも関わらず、エンライテンドの勝利となりました。この結果を受けて、かねて取り決めていた約定によって、ヤーハンはエンライテンドのロゴ入りTシャツを着る羽目になったのです。

ビアラックス・アドベンチャー・チャレンジ
アノマリーの半ば、実績に応じてメダルが付与されるタイプのチャレンジ・イベントが、イングレスで初めて実施されました。このイベントの意義についてアコライトヤーハンがそれぞれ呼びかけを行いましたが、これ自体は陣営戦ではなく、ストーリーへの影響は不明確でした。

コダマ・スマイルズの登場
スザンナが失踪したことで休止していた「イングレス・レポート」のスタッフが、ひとりの女性エージェントに接触を受けていました。コダマ・スマイルズと呼ばれるこの日本人女性が、新たなナイアンティック調査メンバーに加わったのです。

ビアノワール・アノマリー(10月~11月)

スザンナの行方

次のアノマリータイトルが発表されて程なく、P.A.シャポーが開示した手がかりから、スザンナ・モイヤーの消息がわかってきました。スザンナの目的は父の敵討ちなどではなく、父ナイジェルが残した研究成果を守ることにありました。彼女はハンク・ジョンソンを通じてアコライトにコンタクトを取り、オリバー・リントン=ウルフの居所を聞き出したようです。引き換えにアコライトは、エンライテンド集落にいたクルーをスザンナに託しました。

彼女が向かったのは、ブエノスアイレスの海中に隠されているという、ヨルムンガンド計画の拠点となった研究施設。オリバーは以前から、この施設を密かに利用していました。

テクトゥルフとオリバーの野望

オリバーはナイジェル・モイヤーの研究成果を独自に入手し、その研究──かつてディー・グロッケと呼ばれた、強大な力を持つという構造物を完成させようとしていたのです。これこそがテクトゥルフの正体、歴史を通して何度も作られてきた、そのひとつの姿だったのでした。

デヴラとオリバーの対決

※リンク先は多くの動画を含んでいるため、読み込みに時間がかかる場合があります。

アノマリーの争点は、このオリバーのテクトゥルフ技術をどちらの陣営が得るか...のように思われました。ところがアノマリーが始まると、直前に消息を絶っていたデヴラがメッセージを発します。彼女はアノマリーのエネルギーを利用して、オリバーのテクトゥルフ起動を阻止しようとしていたのです。デヴラはエージェントに対し、ポータル・ネットワークの活性化を陣営を問わず呼びかけました。

その甲斐あって、オリバーのテクトゥルフ起動は失敗に終わります。一方、デヴラ同様に彼を止めようと乗り込んだスザンナとクルーは、オリバーの犠牲となってしまったようでしたが...。オリバーの方も、その後足取りがつかめなくなります。

* * *

この頃には、こんな出来事もありました。

オペレーション・ファインド・ザ・クルー
アノマリー発生と時を同じくして、発生地域付近に多数のデッド・ドロップが報告されました。発見されたのは、クルーのバイオカード。このオペレーションはその後約1年ほどにわたり、各地で実施される事となりました。

ニューヨーク調査ミッション
この年にストーリーの背景となったいくつかの文書は、各地のエージェントによる大掛かりな調査によって発見されました。アノマリーを前に発見されたテクトゥルフの声明文も、ニューヨーク地域での調査ミッションで見つかっています。

アコライトがテクトゥルフの残骸を回収
アノマリー終息後、アコライトがオリバーの研究施設を訪れ、彼が遺したテクトゥルフの残骸を回収したとの噂があがりました。彼女がその技術を何に利用しようとしているのかは、この時点ではわかりませんでしたが...。

161210(12月)

2016年のアノマリーはこれですべて終わりましたが、物語はまだ終わっていませんでした。アノマリーの各地域で勝利陣営が受け取った情報には、「12月10日に日本で何かが起きる」ことが示されていたのです。世界中のエージェントが見守る中、発生したのは日本全国のエージェントを巻き込む大規模な暗号解読やポータル調査を含む、連続調査ミッションでした。

最終的に勝利したレジスタンスが獲得したのは、テクトゥルフのメッセージとみられる謎の文書。オリバーが構築していたテクトゥルフは破壊されたはずでしたが...。

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